親知らずの抜歯はした方が良い?
2018.02.05
こんにちは!!衛生士のFです。
今日は親知らずの抜歯についてお話します。
「親知らず」と一般的に呼ばれている歯は正式には、
第三大臼歯と言います。
親知らずって抜いたほうがいいのかな?
と思われているかたもいらっしゃると思います。
元々すべての歯は、通常は歯ぐきをまっすぐに突き破って生えてきます。
しかし、第二大臼歯に対して斜めや、真横に親知らずが成長してきた場合
親知らずは本来の歯の機能、つまりかみ砕くことが出来ないのです。
真っすぐ生えて上下左右4本ともあるという方で虫歯もない場合は
親知らずがあるといっても抜く必要はないと思います。
ただ、斜めの親知らずが歯ぐきを破って一部見えている場合などは、
磨きづらく炎症を起こす場合があります。これを智歯周囲炎といいます。
智歯周囲炎の炎症で歯ぐきが腫れたり、膿をもったり、口が開かなくなったり
というような症状が出てきます。このような症状は洗浄や投薬で一旦は治まり
ますが、磨けず汚れが残ったり、疲れや体調が優れず抵抗力の落ちている時に
また繰り返してしまうことが多いです。
このような場合は原因の親知らずを抜いたほうが良い場合もあります。
親知らずが横に向いて埋もれている状態(水平埋伏智歯)でも痛みなく
経過する場合は抜かなくても良い場合がありますが、痛みはなくても
手前の歯を後ろから押すことで、歯並びが悪くなる原因になることがあります。
矯正治療中や矯正治療を始める方は矯正された歯に影響を与える場合が
ありますので抜歯になる可能性もあります。
親知らずは全部生えてる方、右側だけ、元々ない方など人それぞれです。
親知らずがあるからといって必ずしも抜かなくてはいけないという事もないので
心配な場合はまずご相談下さい。