西田辺の歯医者が教える歯のブログ

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歯の黄ばみの原因はここにあり

 

ホワイトニング治療をお受けになる患者さまのほとんどが、歯の黄ばみを気にして来院されています。また、治療を受けていない方でも、歯が黄ばんでいる場合は決して少なくありません。どうして歯は黄色くなってしまうのでしょうか?阿倍野ふくだ歯科が解説します。

 

 

歯の黄ばみの最大の原因は食べ物にあり

 

 

コーヒー、お茶、カレー、醤油、ソース……。私たちが普段口にするこれらの食品には、着色物質が含まれています。着色物質は実に多くの食品に含まれていて、数えたらきりがないほどです。

 

そのような食品を食べると、歯の表面に着色物質が沈着し、やがて層を作ります。エナメル質の2~3%は水分とタンパク質で、タンパク質中に色素物質が浸透するとエナメル質の内層部分に着色が生じるのです。

 

これが歯の黄ばみの原因で、一度層になってしまうと、家での歯磨きでは色素を落とすことができなくなります。また、歯科医院でのクリーニングでさえ、全てを除去するのは難しく、ホワイトニング治療が唯一の改善方法だといえます。

 

 

歯の黄ばみの第二の原因「象牙質」

 

 

歯の黄ばみの原因にはもう一つあります。歯の表面は、カリウムやリンを主成分とするエナメル質という層で覆われており、虫歯から歯を守る働きをしています。エナメル質は半透明色なため、その下にある象牙質の黄色は少なからず透けて見えるもので、エナメル質が薄くなると歯が黄ばんで見えます。

 

例えば歯を強い力でゴシゴシと磨きすぎると、エナメル質は削れてしまいますし、象牙質の黄色味には個人差があり、もともと黄色味が強い人は、エナメル質の厚みがしっかりあっても歯が黄色っぽく見える場合があります。

 

では、象牙質を脱色して白くすればいいのではと思われるでしょうが、象牙質自体を白く脱色する技術は今のところありません。別の方法でカバーすることになり、この話についてはまた後の回で詳しくご説明しますね。

 

ホワイトニングの作用は歯の部分によっても変わる

 

 

ホワイトニングは、エナメル質に作用して歯を白くします。そして、歯の部分によって治療効果の現れ方が違うという特徴があります。エナメル質は歯の箇所によって厚みが違い、歯ぐきに近ければ近いほど薄く、歯の先端に近づくにつれ厚みが増します。エナメル質が厚い部分の方が、よりホワイトニングの効果が出やすいというわけです。

 

しかし一概にそうというわけでもなく、エナメル質に一定以上の厚みがあると、ホワイトニングの効果は落ちてしまいます。また、歯を強く磨きすぎてエナメル質が薄くなっている場合にも、ホワイトニングの効果は下がります。そこで、ふくだ歯科の治療では、エナメル質の様子に合わせて治療方法を変えています。

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